不動産の名義を変更しておかないと祖父の遺産を孫同士で奪い合う可能性があります。

相続登記について

 

相続登記のトラブルが起きると、極めて厄介なことになります。
これは、実際に経験した人でないと苦労が分からないでしょう。

 

 

不動産の遺産相続を受けたら必ず相続登記を行って名義を変更してください
知らなかったと言って放置してしまうと、数年、十数年してから大問題になります。

 

 

家

例えば、不動産の売却問題です。
名義が違うために売却できないのです。

 

土地や家を売って新しい場所へ引っ越す計画だったのに、売却が思うように進まず難航するケースが考えられます。

 

他に、不動産は融資を受ける際の担保として使用できますが、名義が違うと受けられません。
手続きには多少の時間がかかるため、緊急時に不動産を利用できないのは大きなリスクです。

 

 

放置しているリスクは他にもあります。

 

相続登記をしないで放置している時に、その相続人が死亡してしまった場合です。
こうなると、今度は相続人の子供が不動産を相続することになりますが、名義は祖父のままです。

 

この場合は、両親から子供への相続ではなく祖父から孫への相続となります。
祖父を被相続人と考えると、孫にあたる人物は1人ではないかもしれません。

 

孫にあたる人物が6名出てきたとしたら、その全員に不動産相続の同意を得なければならなくなります。

 

当然ですが、一切面識が無い人も出てくるでしょう。
連絡が取れない人も居るはずです。

 

もし、1人でも連絡が取れず、もしくは同意を得られなければ不動産の相続は完了しません
こうなってしまうと売却も担保にもできず、中途半端な状態になってしまうのです。

 

 

それで済めばよいですが、最悪の場合は不動産の一部をよこせと請求されるかもしれません

 

仮に不動産の価値が6,000万円あったとして、祖父の孫にあたる人物が6人居たら、1人が1,000万円の遺産をもらう権利があります。

 

不動産相続に同意が得られないとなると、もうドロ沼でしょう。
最終的には、不動産を売却して1,000万円を払うという選択も考慮しなければならなくなります。

 

 

相続登記の問題は、何年も後になって発生するものです。
それを回避するためにも、しっかりと名義変更を行っておきましょう。